今まで作ったスピーカーのノウハウを最大限に活用してできたスピーカー「NB-10」です。
左の画像を見て頂くとわかりますが、裏側にも開口部がありません。開口部は底面にあります。端子も開口部の中にあります。そのため、専用スタンドを付属としました。
ホーンの短いバックロードホーンスピーカーで、低音のスピード感があります。ホーンを長くすれば超低音は出ますが、弊害として低音の切れが悪くなります。また、箱が大型になり箱鳴りが発生して音が濁ります。それから、意外と知られていないのが、中高域への影響です。ホーンが長くなれば、ユニットに負担がかかりクリアな中高域が出なくなってしまいます。短いホーンですが、30Hzまで再生可能(FE108ESII使用時)です。
18mmラワン合板を使用して製作、補強もしていますので箱鳴りや振動がほとんどありません。
オプションでツキ板仕上げが可能です。お部屋やインテリアにあわせてご希望のツキ板を指定して下さい。塗装は天然植物油100%で仕上げます。画像はウオールナットツキ板仕上げ。
内部配線には銀コーティングより線、端子はTRITEC、吸音材にはポアルを使用。

<ユニットによる音質の比較>
・FE108ESII・・・ワイドレンジでキレの良い音。バランス良く、低音の厚みもあります。映画、優秀録音向き。
・LC-12S・・・音楽が楽しく聴けるユニットです。地味?ですが、音離れが良い音。トゥイーターが必要。

<仕様>
・型式・・・フルレンジ・バックロードホーン型
・キャビネット・・・ラワン合板
・適合ユニット・・・LC-12S、(FE108ESII)
・外形寸法・・・W176×H900×D200mm
・質量・・・14kg/1本

NB-10(FE108ESII使用時) 周波数特性(1m)

NB-10(LC-12S+FT-28D使用時) 周波数特性(1m)

「NB-10」にLC-12S+FT-28Dを取り付けた状態。
LC-12Sはスルー、FT-28Dは2.8(1.0+1.8)μFのコンデンサのみで逆相で接続しています。
画像はウオールナット仕上げ、トゥイーターボックス付。

 

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