製作のご依頼がありましたので試作しました。

> CAT7のLANケーブルは、KB-T7-10NV（単線がこの長さからしかないので）

確かに単線でした。市販のi.Linkケーブルはもっと細いより線でしたので、この単線は良さそうです。
また、ノイズ対策も2重シールドでツイストペアケーブルをそれぞれアルミシールドしてありましたので問題ありません。
基本的にはi.Linkケーブルの2重シールドと同じ構造です。
8本でしたのでそれぞれ2本（ツイストペア×2組）使って製作したので伝送損失は更に少ないと思います。

こちらでは試す機器が限られますが、下記接続で市販のケーブルと比較してみました。

Rec-POT（HVR-HD80）→DMR-BW800

Rec-POTで録画したハイビジョンソースをDMR-BW800経由で見てみました。
正直に言うと、i.Linkケーブルによる映像の差には期待していませんでした。
50cmの2000円程度のケーブルでも十分綺麗だと思っていましたが、このケーブルに交換すると鮮度が上がった感じで全体的に良くなりました。
また、音のほうも音量が上がったように感じます。

効果はかなり期待できると思いますが、ひとつ欠点が・・・
KB-T7-10NVは直径8mm程度ですが、かなり硬いので曲げられません。
最低でも機器の後ろに20cmくらいのスペースがないと取り付けられません。

製作にかなり時間がかかってしまったので市販するとしたら1本12000円くらいになります。