NOS(ノン・オーバー・サンプリング)の音ですが、ESSやAKMなどのΔΣとは音の感じか異なる。
音質では最近のESSやAKMはかなり良くなっていると思います。安い機種でも音の良い製品が多い。
でも音質ではない何かが違う。
NOSの音を聴くためにはマルチビットのDACが必要ですが、マルチビットでも全ての製品でNOSの音が聴けるわけではない。
最近、R2RのDACで音楽を聴いていますが、OS(オーバー・サンプリング)に設定、fast filterにするとΔΣと同じ感じの音になる。R2RとΔΣの差ではなく、NOSとOSの差が大きい。
NOSの音ですが、高域がささらず、ボーカルが分離して聞こえるので聴きやすい。クラシックは楽器がピンポイントに定位する。音の広がりも自然で加工した感じが無い。
映像で例えると輪郭が素直で高解像度。解像度が上がると輪郭強調しなくても綺麗に見える。R2RのNOSの音がそれと同じ感じ。
数年前は高級機しか無かったR2RのDACですが、技術の進歩で手軽に購入できる製品も増えてきました。
ΔΣのDACにもNOSフィルターがある機種がありますが、音はR2RのNOSとは全く異なります。今はダメだけど今後に期待ですね。
追記)ΔΣのDACでもR2RのNOSのような音の機器がありました。Ustars Audio
H99です。